海鮮暗黒大王烏賊

残業

なんだか更新しない間にミャンマーだかビルマだかが、その時歴史は動いたチックになっていたり、国のトップが替わったりしていたが、そんなことは大王烏賊が客の目の前で製品の説明しなけりゃならなかった事に比べればどうでもいい事である。

なんだよ!「人手が足りねえから、お前行け」って

どんだけ投げ槍なんだよ。300のスパルタ兵ばりのスローイングですよ、これは。サイの突進でも止められるね。

第一、言われたの前日だっつーの。

この製品は扱ったこと無いっつーの。

心の準備も作業の準備もできてねえっつーの。

製品の質問される度に心停止してたっつーの。

普通はこの製品説明会は五年以上働いている人がやるんだっつーの。

俺はまだ半年しかやってねえっつうの。

まあ、客からすれば「でもそんなの関係ねぇ!」ので何とかした。色々と。スイマセン、不手際でスイマセン。次からはちゃんとします。上司が。

そんな感じで、会社というものは理不尽の塊であり、少数のサディストと多数のマゾヒストで形成されているのだ。そして、そのマゾヒズムの最たるものが残業であると思う。

残業というものは就業規則で定められた時間外の労働の事をいい、残業代とはその時間外の労働の対価である。その残業を大王烏賊も今日はじめてやってきた。

なんだ、今まで定時帰りだったのかよ、ケッ。などと思う無かれ、大王烏賊は時間外の労働なら、だいぶ前からやっている。単に今までは、給料に反映されなかっただけだ。つまりサービス残業というやつで、今日からやっと残業代が支払われるようになったのである。

それにしても残業とは恐ろしい物で、人の人相までも変えるものらしい。今日帰り際に、年齢的には上の後輩がパソコンにて作業中のところに大王烏賊が「ゥッス」という挨拶をしたところ、大王烏賊は仰天した。その人物は大王烏賊が見知った人間ではなかったのである。別人だったのである。まさに、誰じゃ!?って感じだった。その作業机に座っていたのは、普段良く見知ったおとなしい弱々しい雰囲気のアンガールズの二人を足して2で割ったような顔の彼ではなかった。

そこにいたのはギム・ギンガナムだった。

眼には殺気が満ち、振り乱された髪、間断の無いタイピング、もはや明らかに昔日の面影が無い。大王烏賊脳内の人物ファイルのどこを探してもこのような人物は該当しないのだ。そのような人物にうっかり声をかけてしまい、シャイニングフィンガーで瞬時に命を奪われるのではないかと思ったが、何とか大王烏賊は生きている。

このようにして残業は人を大変に変えてしまうのであり、うかつに残業中の人間に声などかけてはいけないのである。
ちなみにフィリピーナとは現在違う場所で働いているため、その後の展開は0である。代わりに背丈が2mくらいある褐色の肌の八の字ひげを蓄えたインド人っぽい人が来た。恐すぎる。

  1. 2007/10/02(火) 00:04:41|
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